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2017年1月6日金曜日

無口という病気11



今日には、無口という病気の良人が
はるか故郷から帰ってくる。
良人は、帰郷するタイミングをずっと図っていた。
早く帰って滞在期間が長くなれば、
高齢のママが疲れる。
しかし、自宅にいれば、
日頃からヒステリックな配偶者が、
錯乱状態になる。
義母の息子の売り込みはこうだった。
「動きませんが、静かです。」
歯の浮くようなお世辞を言う人間を嫌う義母は、
正直な人で、これも全くその通りだった。
動かず、喋らずの良人だ。
ママがマスクメロンのように、
栄養だけを与えて、大事に育てあげたものだから、
丸々肥えて、世間ではデブと言われる風体だ。
皿を一枚洗わせれば、会社を一日休み、
皿を二枚洗わせれば、会社を二日休んでしまう。
「もう、いいわよ。何もしなくて。」と言わざるを得ない。
もう随分前になるけれど、
抱える難病で、股関節の炎症が重くて、
痛みで、狭い室内のトイレまでが歩けない、
松葉杖に伝え歩きで、どうにも不自由だった数年がある。
そんな時に義父が亡くなり、
無理を重ねたママがダウンした。
そのお正月休みは、良人は帰郷しなかった。
ママが息子の世話 まで到底できないと言うわけだった。
私も困った。
先輩入院患者だった人に
「託児所ならぬ、託オヤジ所はないものか。」
と電話で嘆いたこともあった。
息子は無口という病だけれど、
ママは良くしゃべる人だ。
昨年帰省した時に、切れた電球を変えてもらうべく息子を待っていたそうな。
新しいLED電球を差し出すと、
「電気屋呼べば」と一言で、動かなかったので、
電気屋さんを呼んでお金を払って付けてもらったというのだ。
私も無口という病気と置物のように動かないことに
特効薬はないと諦めている。
そんな良人のいぬ間の
くつろぎのひとときを、
大事にすべく、
また、
連日のブログ更新で、
眼が辛くなってきたので、
紫外線プラスブルーライトを完全に防ぐサングラスはないだろうかと昨晩、蒲田へ行った。
サングラスの方は、ブルーライト防止のレンズが紫外線を完全に
防ぐものか、わかりかねたので、ペンディングにした。
ブログアクセスの鰻登りを祈念しつつ、
眼のためにうな重を食べた。
まあ、鰻が好物なわけですが。
蒲田に鰻屋はいくつかあれど、
紫外線がガンガンの蛍光灯のお店だったり、
涙のようにでれーっと頭の近くまで、
垂れ下がったたペンダントライトのお店だったりで、
ドラキュラが入店できないお店なのだ。
ネットで、駅ビル地下の片隅にイートインの店があると知って、訪ねたのが、鰻々亭だ。
確かに地下にあったけれど、隠れた場所の畳1半程度のスペースで、通りすぎて探し回った次第です。
狭隘なスペースに、コート掛けがあったり、週刊誌があったり、
うまい具合に造られた空間だった。
梅が売り切れで、竹を食べました。
国産うなぎで、1980円で、かなり美味しかった。
締めはいつもの和蘭豆、今年、初和蘭豆。
空いていたので、灯の位置を考えながら席を探していると、
「灯ですね。」とスタッフに言われた。
もしかしたら、帽子にマスクにサングラスの
今年も自称28歳独身OLを覚えているのだろうか。
今日の東京の最高気温は8度、最低気温は2度、晴れ時々曇りの予報です。
寒くなってしまいました。
風邪をひかないように気をつけましょう。



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