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2016年2月7日日曜日

無口という病気5



良人は無口という病気です。
抱える難病がよろしくなく、ぐだーっとと安静に努める中でふと思いました。
自宅で息を引き取ったら、無口な良人はどうするだろうか?
区役所に死亡届けを出すにも、窓口で職員に「お願いします。」ぐらいは言わなければならない。
良人はその一言すら発することができないのだ。
いや、いやそれ以前に、
救急車を呼んだり、警察に連絡することができないな。
電話をして説明することなど無理難題もいいところだ。
従って、昨今よく耳にする事態となろう。
死体が居室に放置されたままとなるか、ビニールに入れて捨てられるのだ。
ゆで卵の殻すらむいたことがない人間なので、ビニールには、まるのまま入れられて、ゴミ処分場で大騒動になるのだな。
処変わって、警察での事情聴取も当然のように黙秘ということになる。
このブログに行き当たった取調官が
「高級外車アルファロメオを買ってやると言われて無理やり結婚させられて、間もなく難病になった妻が、ずっと煩わしかったんだろう!」
「それで、殺害したんだろ!」
良人
「・・・」
カツ丼登場
 食後はほんの少々しゃべる良人。
「土曜日の夕方6時になって、暗室になっている妻の眠る居間の扉を開けたら様子が」
ここで良人の話は途切れてしまう。
取調官が、新人君に
「仕方ない、カツ丼を追加で注文しろ!」と言う。
良人、ニコリ。
殺人か、病死か、腐乱した死体から死因が特定できず、
世間でも注目の裁判となる。
この時初めて、このブログが日の目を見るのだ。
葬儀はなくて良いから、赤いバラを供えて欲しい、いやいや香りの良いカサブランカも欲しいな。
それに、やはり生きている間にブログ読者を増やしたいな。
青山フラワーマーケット
 だから明日もなんとか頑張ろう。




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