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2014年12月20日土曜日

目黒川イルミネーション〜青の洞窟〜

昨夜は用事があって五反田に行った。
その後、思い切って目黒川のイルミネーションの見物に出かけたのだ。ドラキュラにとっての今年最後の一大イベントになるかもしれない。


 青の洞窟と銘打たれた目黒川沿いの青色のイルミネーションは500メートルに及ぶそうだ。一昨日の新聞には、想定以上の見物客に安全が確保できないため土日の点灯を止めたとあった。なので、ついでがあった金曜の夜に頑張るしかなかったのだ。
なんせ重い光線過敏の症状で太陽光には当たれない。一番日の入りが早い師走にあっても、夜中にいくつかの用事とイベントはこなせず、歯痒い毎日だ。 
覚悟の上とは言え、人、人、ひとだ。
人の多さに500メートルが1キロに感じた。架かるどの橋にも身投げするのかと思われるような撮影する人と見物する人で溢れかえっていた。

昨夜配備された警備員数は34名だそうだ。この写真を撮影していた時は、まだ見物客気分だった。ところが、この後、とんでもないことが起きて、警備員の正確な数字を知るに至ったのだ。

まさに行きはよいよいで、走る東急線をバックに撮影したり、ほんわかしたアベックを写して、陶酔しきっていた。ぼちぼち折り返すかと思ったその時、手袋がない!おニューの手袋が片方ないのだ。順路は決まっており、戻るのは高速道路を逆走するようなものだ。手袋は、今年、有楽町で買ったものだ。(有楽町界隈
 頭の中をいろいろな思いが駆け巡った。また年明け早々手袋を買い求めてさまようのか?手袋を片方失くすのは小学6年生以来だ。あの時の手袋と今の手袋とどちらがよりお気に入りだったか?小学生の時の方だな。おニューのそれは、多くの人に踏まれて、ぐちゃぐちゃかもしれない。犬のおしっこや人の痰がかかっているかもしれない。
 普通の人は、この雑踏に黒い手袋を探したりはしないだろう。
 しかーし、断捨離ができない、物への執着心が異常なドラキュラは、諦められない。物への執着心が異常なのか、そもそも異常な人間なのか。そうだ人間それ自体異常だ。それでいい。
 これまで、イルミネーションを見上げて進んだ歩みはついに、雑踏に逆らって、下を向いて歩み始めた。無謀だ。黒いつば広の帽子を被っているドラキュラだ。多くの人々の大ヒンシュクをかった。
ほっとしたのは、美しいイルミネーションを見せようとする親心を裏切るように懸命に道を見つめて歩く犬たちに会った時だ。
 私は思わず、残った片方の手袋の匂いをかがせようとした。彼らなら、なんとか手袋を探してくれるかもしれない。しかし、あまりの人間の多さに疲れてベロを出してしまっていて動かない。途中で女性の警備員さんに実行委員会の連絡先を聞き、とりあえず、手袋が届けられたら連絡をもらうようにした。スタート地点まで戻ったけれど、なかった。
 それでも諦めがつかず、また流れに沿ってイルミネーションには目もくれず、ひたすら下を向いて歩き続けた。やはりなかった。
 最後に交番に寄って帰ろうと、また別の警備員さんに一番近い交番を尋ねた。すると別の警備員さんが交番の場所を説明してくれて、話が終わろうとした時、黒い手袋ですか?と聞かれたのだ。丁度、黒い手袋を拾ったと、他の警備員から無線連絡が入っている言うのだ。拾われたのは、スタート地点に近い橋の上だった。拾ってくれたのは若い警備員さんだった。手袋はおニューのそれらしく、綺麗なままだった。こんな奇跡的な事が起こるんだなと。警備員さんに深く感謝した。その時、今夜の警備員の数を尋ねたのだった。
しかし、手袋が落ちていた場所というのは、警備員さんの写真を撮っていた付近なのだ。本当にすみませんでした。
 おニューの手袋が無事に見つかって、有頂天になった私は、バスに乗って着いた先の駅の駅ビルのお寿司屋さんに入った。駅ビルのお寿司屋さんは、高くないだろうと高を括って入ったのだが、いやいや、10貫3240円で、まいりました。
上を向いて歩くこと約1時間、下を向いて歩く事1時間半でへとへとで、どしっと座ってしまい、たかだか10貫の小さな小さな握り寿しはわずか10分でお腹の底に沈みました。ちなみに、シャリは赤酢のご飯で、色が薄茶色でした。
でも、手袋が目黒川に沈んでなくて良かった!
 皆様、良い週末を!

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